インテリアプランナーの具体的な仕事内容
物販店の場合をご紹介します。
まずは、クライアントと共通の店舗イメージを持つことと、施工・制作担当者に設計意図を正確に伝えることが重要です。
物販店の店づくりの流れとして@基本構想→A基本計画→B基本設計→C実施設計→D施工→E竣工・引渡し→Fアフターメンテナンスと7つの項目に分けることができ、これらの流れに沿って仕事を進めていきます。
基本構想として、店舗の計画方針の確認を行います。そこでは、立地・建築規模・業務特性・販売方法を確認しクライアントからは、商品の販売構成・想定ターゲット・オペレーションなどのヒアリングを行います。これらを整理したうえで、店舗の方向性を提案していきます。
クライアントとのイメージの共有が重要になってくるので、CGやプレゼンボードなどを使用して視覚的にプレゼンテーションを行います。また、営業許可申請や開業までのスケジュールの確認も必要になります。
基本構成で決定した計画方針をもとに、空間構成を計画していきます。ここで重要になるのは、建築のボリュームと配置、動線など店舗の要素を検討し、計画を決定していきます。図面はラフスケッチレベルで確認します。
ここで具体的な設計に入り、1/100の平面図・立面図・断面図・仕上げ表までを作成し,必要に応じては、展開図や天井伏図も作成します。この基本設計をもとにクライアントとの契約を結ぶことになります。
とくに、平面図の設計時には来客者・従業員・運営者のそれぞれの視点にたった設計を行うことが重要になります。また、それと同時に関係法規(高さ・床面積・内装制限・換気量など)各基準をクリアしているか確認しながら設計を進めます。
建築施工などの実作業ができるように平面詳細図や断面詳細図・展開図や天井伏図などを用意し、縮尺は必要に応じて1/50程度から原寸図までを作成します。
この実施設計をもとに、施工者は工事の見積を決定します。実施設計図には、下地・材料・仕上げ方法の具体的な内容を付け加えていきます。各部の納まりなども明示しておきます。
建築施工などの実作業ができるように平面詳細図や断面詳細図・展開図や天井伏図などを用意し、縮尺は必要に応じて1/50程度から原寸図までを作成します。
この実施設計をもとに、施工者は工事の見積を決定します。実施設計図には、下地・材料・仕上げ方法の具体的な内容を付け加えていきます。各部の納まりなども明示しておきます。
店舗が完成したらできあがりを確認してクライアントに引き渡します。その際に、工事ミスや不具合が生じている場合は、施工者に手直しを求めます。工事完了検査や消防検査が必要な建物は、引渡し前に検査を受けます。
店舗完成後でも使い始めてからおこる不具合や、クライアントからの追加注文など開業してからも店舗の様子に気を配り、メンテナンスの迅速な対応をとることが必要となります。
クライアントとの信頼関係を築き、今後の仕事に結びつけていくことがインテリアプランナーの仕事となります。